XR Life Dig

自宅がシネコンに!いや、それ以上かも!?おうちで映画をもっと楽しむ方法。プロジェクターからVRまで大紹介

投稿時間アイコン

最近はNetflixやHulu、Amazonプライムといったサブスクリプションサービスの普及によって、おうちで気軽に映画を楽しめるようになりました。

ですが、ただテレビやタブレット、スマートフォンで流すだけでなく、まるでシネコンで映画を見ているかのように楽しみたいと思ったことはありませんか?

では今よりさらに映画を楽しむためには何が必要なのでしょうか?

この記事で取り上げるのは「映像を楽しむためのスクリーン」「音を楽しむための良質な音響」「没入感を加えるVR」の3つです。

この3つを駆使すれば、自宅にいながらにして映画館に近い映像体験を味わえること間違いなしです。

この記事ではおすすめの機材とその特長、どのように作品の視聴体験が変わるのかについてご紹介します。

やっぱり大画面で楽しみたい!プロジェクター・スクリーン

大画面のスクリーンは映画館の醍醐味でもあり、圧倒的な迫力を演出してくれます。それを自宅で再現できれば、より没入感が増すことは間違いありません。

映画館に近い視聴環境を用意するには、映像を投影するプロジェクターとそれを映し出すスクリーンが必要です。こちらのおすすめを紹介します。

簡易タイプのプロジェクター

プロジェクターは用途や環境によって様々な機種がありますが、もっとも簡易的なものだと充電しておけばコンセントがいりません。本体にスピーカーも搭載されており、持ち運びもラクです。たとえば、AnkerのNebula Capsule Ⅱは、持ち運びできるサイズながらスピーカー出力も高く、最大100インチの映像を投影できます。バッテリーも2.5時間持つので外出先でも映画1本分を楽しむことができます。価格は税込69,990円です。

また、プロジェクターを初めて導入する場合、ALLADIN X2 Plusもおすすめです。

こちらは天井の丸型の照明器具に取り付ける「シーリング取り付け型」と呼ばれるものですが、工事なしで簡単に設置できます。

ALLADIN X2 Plusはシーリングライトも高音質スピーカーも一体になっており、ひとり暮らしの部屋でもスペースを大きく取らず、大画面で映画を楽しめます。

価格は税込129,800円です。

Nebula Capsule ⅡもALLADIN X2 Plusも、購入するには少し高額かなと思われるかもしれませんが、どちらも月額4,000〜5,000円程度でレンタルも可能です。

▽プロジェクターレンタルの詳細はこちら
https://rental.kikito.docomo.ne.jp/lp/projector01/

タペストリー(掛け軸)タイプのスクリーン

プロジェクターの映像は、自宅の白い壁面に映し出すこともできますが、スクリーンを使用することで格段に映像が美しくなります。掛け軸タイプのスクリーンは多くが軽量で持ち運びも簡単。手軽に映画館の雰囲気を演出できること間違いなしです。

プロジェクターと一緒に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

音響にこだわって本格的に。ホームシアタースピーカー

音響の質は映画を見る際の臨場感に大きな影響を与えます。
スピーカー付きのプロジェクターも多く販売されていますが、よりハイクオリティな映画体験を楽しみたい方はホームシアタースピーカーを別途設置するのがおすすめです。一口にスピーカーと言っても、プロジェクターなどにスピーカーが付属している一体型や、5台のスピーカーと1つのサブウーハーを設置する5.1chスピーカー、7台のスピーカーと1つのサブウーハーを設置する7.1chスピーカーなど様々なものがあります。

この中で初心者におすすめしたいのがSonos Arcです。5.1chサラウンドシステムを採用し、11の内蔵スピーカーがアクション映画の音の移動やミュージカル映画のハーモニーなども忠実に再現します。価格は税込134,800円です。

ほかにはコンパクトな6個のスピーカーで迫力ある音響を楽しめるヤマハのスピーカーシステムNS-P41もおすすめです。長時間聞いても疲れないナチュラルな音声が特徴で価格は税込30,800円と初心者にも手が出しやすい価格となっています。

より音質にこだわりたい方は7.1chスピーカーを導入してみてください。映画館とほぼ同じシステムとなるので、「本当に自宅がシネコンになった!」と思うほどの迫力になります。Amazonでも評価の高いBAR 1000は税込定価143,000円です。

場所の制約なく迫力と臨場感アップ 。VRデバイス

ここまで、自宅の設備を強化する方法を紹介しましたが、大掛かりな設備を導入せずとも臨場感を増して映画を楽しむ方法があります。

それがVRです。

VR機器とアプリさえあれば、それだけで大画面で映画を楽しめます。

ただ一口で「VRで映画を見る」と言っても、VR対応の映像作品を見る場合と、通常の2D作品をVR機器で見る場合があります。

前者の場合、元々VRに対応している映画作品は主人公視点で制作されているものが多く、自分の頭の動きとカメラや視界の動きが連動するため、本当に映画の世界の中に自分がいるような体験が可能です。

2D作品をVRで見る場合は、VR空間内にスクリーンを出現させることで、場所を選ばず、大画面で迫力のある映画鑑賞が可能になります。

スマホ用VRゴーグル

手軽に臨場感のある映画体験を可能にするのが、スマホ用VRゴーグルを使った映画視聴です。ゴーグル本体には映像を流す機能がないため、安いものだと数百円程度から販売されているのが特長です。

とりあえずVRを体験してみたいという方には、気軽に試すことができておすすめです。

中でもエレコム VRG-EH03BKは、4.8〜7.0インチのスマホに対応したゴーグルで、ほとんどのiPhoneに対応しているのでおすすめです。ヘッドホン一体型なのでイヤホンなどを用意する必要もありません。価格は税込4,680円。Amazonでは2,323円で購入できます(2024年6月24日現在)。

とはいえ、映画配信サービスはスマホVR視聴に対応していないものも多いため、より没入感を求める方は次に紹介するスタンドアローン型や据え置き型がおすすめです。

スタンドアローン型VRヘッドセット

他の機器との接続の手間なくゴーグルを装着するだけでVRを楽しむことができるデバイスです。中には頭の動きだけでなく体の動きまで感知する製品もあります。

ワイヤレスタイプの専用コントローラーを接続すれば映画だけでなく、直感的な操作でゲームを楽しむこともできます。

初心者の方におすすめのデバイスはMeta Quest 2です。価格は128GB版が31,900円、258GB版が46,200円(いずれも消費税・送料込み)です。

画質も良く、スマホのほかオプション品を購入すればPCと接続しても使えます。フル充電での駆動時間は映画1本に充分な2〜3時間程度とコスパ最強です。

さらに高画質、高品質なデバイスを求めるなら、Meta Quest 3がおすすめです。PCやスマートフォンに接続せずとも、単独で使用可能で、VRヘッドセット本体を頭部に装着し、両手にコントローラーを持てば、バーチャル空間にアクセスできます。価格は128GBで税込74,800円です。

Meta Quest 2・3では、専用のアプリなどを使用することで、Amazon Prime VideoやNetflixで配信されている映画などのコンテンツをバーチャル空間で視聴することが可能です。

・Amazon Prime Video:Meta Questアプリ「Prime Video VR」を使用
・Netflix:Meta Quest Browser、もしくはMeta Questアプリ「Netflix」を使用

※Meta Questアプリ「Netflix」は2024年7月15日をもってサービス終了がアナウンスされています。Meta Quest Browserからは引き続き利用可能です。

据え置き型VR ヘッドセット

VRヘッドセットとPCやゲーム機などをケーブルで接続するタイプです。本格的で高画質なVRの世界を味わえることが大きな特長です。

最初にご紹介したスマホVRよりも本格的なものを楽しみたい方は、VRゴーグルをつけて映画を楽しめるPlayStation VR2(税込74,980円)がおすすめです。ゴーグルと接続することでシネマティックモードやVR対応ゲーム、アプリ、動画を楽しむことができます。

従来はPS5との接続のみでしたが、2024年8月に発売されるアダプターによって今後はPCゲームでの使用も可能になります。

より質の高い映像をお求めの方にはVALVE INDEXもおすすめです。

税込165,980円とかなり値は張りますが、業界最高クラスの画質と視野の広さ、こだわり抜かれたヘッドホンを備えた性能の高さでシェアを伸ばしています。ただ、現在人気商品となっており、手に入りにくい状況となっています。

VRデバイスで楽しめるおすすめコンテンツは?

VRを使うことで楽しめる作品は、やはりSFやホラー、アドベンチャーといったジャンルの作品ではないでしょうか。

例えば、「FLY WITH ME」は短いアドベンチャームービーで、氷河期の恐竜たちの世界にタイムスリップできます。

有名ホラー映画の「It -イット-」もVR版が公開されており、子どもを襲うピエロ「ペニーワイズ」の恐怖がリアルに迫ってきます。

2本ともYoutubeから手軽に視聴することができます。

VRは比較的最近に登場した新しい技術ですが、近年はVRに対応した映画も続々と制作されています。

ARグラスを使って「ながら見」で映画を楽しむ方法も

最後に番外編「おうちで映画をながら見できる方法」としてARグラスを使って映画を楽しむ方法をご紹介します。

XREAL Airは、メガネのように装着して、スマートフォンやPCなどの映像を大画面で目の前に表示できるデバイスです。 2世代目となるXREAL Air 2では、従来モデルよりも画質や音質、装着感などが向上し、装着するだけで最大330インチのスクリーンが出現します。価格は税込54,980円です。

専用のAndroidアプリ「Nebula」をインストールした後、付属のUSB-Cケーブルを繋ぎ、ミラーリングモードの「Air Casting」を選べばスマホやPCの画面をそのままARグラスに投影することができます。

NetflixやYouTubeもARグラスで視聴できるので、移動時や、キッチンで洗い物など家事をしながら映画を見ることができます。場所やシーンを選ばず、手軽に映画を見たいときにはおすすめの選択肢と言えるでしょう。

皆さんも自分のお部屋や嗜好に合わせた機材で、めいっぱい映画を楽しんでみませんか?

※記事内の価格は2024年6月時点の情報です。

この記事を共有する
  • Share X
  • Share Facebook
この記事を書いた人
XR LifeDig 編集部サムネイル
みんなの生活(Life)を豊かにするべく、XRにまつわる情報を発信中!みんなの知りたい情報を深掘り(Dig)したり、誰にでも分かりやすく要約(Digest)してお届けします。