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ここにしかないXRコンテンツも!最新XR技術を無料で体験できる秋葉原駅構内「XR BASE」に行ってきた

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家電やオタクの街として発展し、多くのカルチャーを生んできた東京・秋葉原。デジタルコンテンツの聖地でもあるこの地に、XRの最新技術を集めたすごい施設がありました

その名も「XR BASE」。NTTドコモの100%子会社であるNTTコノキューとJR東日本、ジェイアール東日本企画の3社の取り組みにより設立された施設で、なんと入場無料・予約不要で利用することができます。

オープンしたのは昨年3月と、開業からまだ1年ほど。そんな文字通り最新の施設に、今回は特別に取材の許可を得てお邪魔しました。

一般ユーザー向けからビジネス向けまで幅広い展示コンテンツの中から、今回は一般ユーザー向けのエンタメ系コンテンツを中心にご紹介します。

アクセス抜群!秋葉原駅電気街口徒歩15秒!

まず特筆すべきはその立地。JR秋葉原駅電気街口にあるみどりの窓口の隣で、改札を出て南に進むと、なんと徒歩15秒で到着します。

改札を抜け

案内表示が見えると・・・

本当にすぐ到着!取材日はあいにくの雨でしたが、濡れずに行くことができました。

大迫力の巨大スクリーン

まず目に付いたのは、入って右手の壁に広がる巨大スクリーン。

大人の背丈を優に超える大きさに圧倒されると同時に、ミュージックビデオなどが常に流れているため、利用者を飽きさせない工夫が感じられます。

ここだけの貴重なバーチャルライブ「Matrix Stream」

早くも「すごい場所に来たぞ・・・」とワクワクを感じながら、いよいよ展示コンテンツへ。

まずはスタッフの方のおすすめだという、1番手前に配置された「Matrix Stream」を体験します。

スタッフの方いわく、「Matrix Stream」では「バーチャルライブにHDM(ヘッドマウントディスプレイ)を着けて参加することで圧倒的な没入感が体験できる」とのこと。

技術的には、アーティストのデータをバーチャル空間のキャラの動きとして生成し、会場スクリーンやスマートフォンなどにリアルタイムで配信しているそうです。

体験ブースの様子

ここで体験できるのは、NTTコノキューが手掛けるリリアとシエルの2人組バーチャルアーティスト「Tacitly」や、2人とコラボしたVTuberのライブです。

誰にしようか迷ったのですが、最新、かつファンサービスをしてくれるという「焔魔るり」をチョイスしてみました。

スタッフの方に操作方法のレクチャーを受けいざ開演。すると・・・

HMDで表示されている映像のミラーリング

「すっ!すげぇぇぇぇ!!」

HMDに映ったのは、まるで会場にいるかのような光景!

最前席で、Tacitlyと焔魔るりのコラボパフォーマンスを表情など細部まで楽しめました!臨場感すごい・・・!

今回体験した焔魔るりはステージ上からユーザーに向けて手を振ってくれたり指を差してくれたり、たくさんのファンサービスをしてくれます。

手元のコントローラーでアングルを切り替えると・・・

今度は客席を映した俯瞰のアングルに!ペンライトの波が美しい。

コントローラーとペンライトの動きが連動しているため、コントローラーを振ると、ペンライトを振って応援ができます。ペンライトは色を変えることもできるので、推しのイメージカラーを全力で振りましょう!

さらに驚いたのは、頭を動かせば周囲の客席を見渡せること。

映像がメインだと思っていましたが、オーディエンスの中に自分もいるという、現実世界同様の感覚に浸れるのは衝撃でした。

しかもこのライブ、コントローラーの操作によってスクリーンショットの撮影が可能!

画像はQRコードで3枚まで持ち帰ることができ、自宅で興奮を思い返すこともできます。

ちなみにこのシステムはVTuber事務所のライブで使われることがメインで、ANYCOLORやにじさんじなどの有名Vtuberのライブに用いられているそうです。

現在は1人でしか見られないとのことですが、ゆくゆくは100人規模での同時配信により、実際のライブ会場にいるかのような体験の提供を目指しているとスタッフの方は語られていました。

そしてこのコンテンツ、体験できるのはこの「XR BASE」のみとのこと。ハマった人は通うこと必至ですね。実際、リピーターも多数いるとのことでした。

体験前は「本当にHMDだけで没入感が得られるのか?」と半信半疑でしたが、いい意味で予想を裏切る、期待を大きく超えたライブでした。

その興奮たるや「もはや本当のライブを超えたかもしれない・・・」とさえ思うレベル。テクノロジーの進化が肌で感じられる本当に楽しい体験だったので、ぜひ多くの方にこの興奮を味わってみてほしいです!

秋葉原に恐竜出現!「XR City - LOST ANIMAL PLANET」

続いては、絶滅した古代生物を発掘・収集し、ARで復元できる「XR City - LOST ANIMAL PLANET」を体験しました。

体験には施設内のタブレットを使用します。「収集系のアプリとは、ハマったらとんでもない沼になりそうだ・・・」と心躍らせながら、まずは発掘したい絶滅動物を選択。

様々な種類の中から、今回はカギ爪が特徴的な「デイノニクス」という恐竜を選ぶと、画面がカメラ映像にチェンジ。特定の場所にかざすと化石探知レーダーが反応し、地面にヒビが現れるので、連続タップで発掘作業を開始します。

発掘はただの石に当たることもあるため、「どこに化石が眠っているんだ・・・」とワクワクしながらプレイ。

しばらくすると、待望の化石発掘に成功!

続けて化石の復元・解析作業をしていると、突如「“恐ろしい爪”の襲来!」という警告メッセージが!表示されている方向にカメラを向けると・・・

なんと、デイノニクスが襲来!

「うわっ!」

次の瞬間、画面内に広がったのは、デイノニクスが施設内にいるかのような光景!恐竜が絶滅したと言われる6600万年前と、デジタル機器にあふれる現代とが重なり合った瞬間でした。

大の大人が思わず声を上げてしまうほど大迫力の咆哮には圧倒されました・・・!

出現した絶滅動物は画像や動画の撮影も可能で、驚きつつもパシャリと写真を保存。

復元した絶滅動物は、アプリ内の図鑑に登録されます。

登録後は詳しい生態などを学べるほか、コレクションして育てることも可能なので、多様な遊び方ができそうです。

さらに、家族連れに嬉しい顔ハメパネルも用意されています。XR BASEの思い出に記念撮影が楽しめます。

「XR City - LOST ANIMAL PLANET」はお手持ちのスマホでもプレイ可能ですが、レアな絶滅動物を迫力満点の演出と共にゲットできる限定コンテンツを体験できるのは「XR BASE」ほか決められたスポットのみ。

体験できるスポットは、東京のほか北海道・栃木・福井・愛知で、スポットによって登場する絶滅生物の種類も異なるため、コレクション目的でお子さんと旅行に行くといった遊び方をしている方もおられるそうです。

気になった方は、ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。

▽LOST ANIMAL PLANET限定コンテンツ体験スポット
https://xrcity.docomo.ne.jp/contents/lostanimalplanet/area/

本物のような猫と触れ合える人気コンテンツ「MR どうぶつ」

続いて体験したのは、バーチャル空間の生き物と触れ合えるコンテンツである「MR どうぶつ」です。

スタッフの方も「結構すごいです」と推すこのコンテンツは、最新MRデバイス「Magic Leap 2」を使用。

実際に体験すると、すぐに人気の理由が分かりました。なんと、まるで生きているかのように滑らかな動きをした猫が、こちらに走って来たのです!

(出典:XR BASE|株式会社NTTコノキュー

猫とは触れ合うことが可能なので、さっそく、抱きかかえてみることに。

猫を抱きかかえる筆者

両手で脇腹の辺りを抱えると、猫も体を揺らしながら反応!まるで、体全体で喜びを表現しているかのようです。表情からは嬉しさも見て取れるので、こちらも嬉しくなってきます。

猫をなでる筆者

さらに、抱きかかえる以外にも、撫でる・餌をやるというコミュニケーションも可能!続いては頭を撫でてみたのですが、こちらも猫が喜んでくれるので、仕事のストレスを忘れるように心が洗われていきます。

そのリアルさときたら、まるで本当に猫とふれあっているかのようで、満ち足りた気持ちになりました。

ちなみに、モデリングの元となった猫は実在するそうです。

ここまでリアルに再現できるのなら、生前のペットをモデリングし、在りし日の愛猫と接するといったペットロス解消のコンテンツにもなるのではと思いました。

以前は日曜・月曜限定でしたが、体験希望者が多く、現在では毎日体験可能になっています。

可愛いバーチャル猫とのバーチャルなふれあい。不思議で癒やされておすすめなので、ぜひみなさんにも体験してみてほしいです。

説明会や社会科見学もメタバース空間でできる「DOOR」

最後にご紹介するのは、ブラウザから利用できる仮想空間プラットフォーム「DOOR」。基本使用料無料・アプリレスで手軽にメタバースを体験でき、豊富なテンプレートで誰でも簡単にメタバース空間を作ることが可能です。

企業での活用例も多く、バーチャルフリーマーケットや観光地の再現など、実に100万人以上の個人や企業が利用しているとのこと。

スタッフの方のお話によると、教育現場では「DOOR」を使って説明会を開催する学校もあるそうです。

DOORのメタバース空間では、パソコンのキーボードでもアバターを操作できるのですが、今回はHMDを使ったよりリアルな没入体験をしてきました。

数多くの選択肢から、バーチャルのイメージが薄い古都・京都のレトロな建物を再現した「京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)」を選択。

現実では警備員も配備されているような貴重な施設を、メタバース空間ならではの特権で自由に散策!

建物にまつわるパネルクイズもあり、社会科見学をしているようでした。

エンタメ寄りな他の展示コンテンツに比べ、古い建物や博物館の見学などもできる「DOOR」では知的好奇心も満たすことができました。メタバース空間の種類が多く、ブラウザからも利用可能なので、自宅での体験も可能。手軽にメタバースを体験してみたい方にオススメです!

ここでしか体験できないコンテンツや最先端の技術が集約され、XRの魅力が存分に詰まった「XR BASE」。

正直XR経験値が低く、XRという言葉もなんとなくしかわからないレベルだったのですが、体験してみてめちゃくちゃ楽しかったですし、めちゃくちゃ興味が湧きました。

また新しいコンテンツが追加されたらぜひ体験に行きたい・・・!そう思うような夢の施設でした。

アニメやアイドルで有名な秋葉原ですが、「秋葉原といったらXR BASE」という時代がいつか訪れるかもしれませんね。

駅構内という最高の立地で入場も無料とハードルも低いため、XR体験がまだという方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

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施設名称:XR BASE

公式サイト:https://www.nttqonoq.com/xrbase/

所在地:東京都千代田区外神田1丁目17 秋葉原駅構内
    電気街改札口を出て南へ徒歩15秒(みどりの窓口隣)

営業時間:午前10:00~午後8:00(入場無料)

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この記事を書いた人
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