XR Life Dig

バッテリー残量無限!?Meta Quest 2・3対応の「Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5M」を実際に使ってみた

投稿時間アイコン

Meta QuestなどのVRゴーグルを使用していると、みるみるうちに充電がなくなってしまっていることはありませんか?

特に、PCと繋いで高画質・高性能なゲームやアプリを使っていると、有線接続していてもみるみるバッテリーが減っていくのを感じるかと思います。

そんなVRゴーグルのバッテリー問題を解消してくれる「Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル」という商品が4月末に発売されました!

VRミドルユーザーの「宮脇コイル」が、「Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル」を早速購入したので、レビューをしていきます!

有線なのに充電がみるみる減っていく !?

私はいつもMeta Quest 2(以下、Quest 2)を使ってVRChatなどのVRSNSで友達と遊んだり、Beat Saberなどの体を動かして遊ぶVRゲームをしたりしています。

Quest 2はVRゴーグルのみでもゲームなどを楽しむことができますが、高画質・高機能な状態で遊ぶために、Quest Linkという機能でPCに接続して使っています。

VRにまだ慣れていない時期は、連続してゴーグルを装着する時間も短く、バッテリーの持ち時間に関してそれほど気になっていなかったのですが、連続使用時間がだんだんと伸びてくるにつれ、気付いたら完全に充電がなくなってしまうことに不満を感じていました。

しかし、対応のケーブルで有線接続してPCから給電しているわけですし、これ以上改善のしようはないだろうと諦めてもいました。

そんな中、SNS上で「バッテリーを気にせず遊べるケーブルが新しくリリースされる」というニュースをキャッチ。

ケーブルを変えるという発想がなかった私には、目からウロコの情報でした。

そもそもどうして充電がなくなるの?

充電器を使ってコンセントから給電すれば急速充電が可能で、充電しながらVRゴーグルを使用してもバッテリーの消費は極力抑えられます。

しかし、PCに接続して充電する場合は、USB端子を使用するため、急速充電ができません。これは、PCのUSB端子が供給する電流が急速充電に必要な電流に比べて少ないためです。

さらに、PCのUSB端子は他の機器にも電力を供給するため、使っている環境によっては十分な電流が確保できないことがあります。

その状態でVRゴーグルを使用し、消費電流が充電電流を上回ると、有線接続していてもバッテリーが減ってしまいます。

バッテリー問題を解決してくれる神ケーブル!

4月末に新たに発売された「Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5M」は、その名の通りケーブルの途中に充電モジュールを追加したことで、PCに有線接続しながらの急速充電というわがままな悩みを解消してくれるケーブルです。

調べてみると充電しながら使えるケーブルは他にも発売されていましたが、「Quest 3で動作しない」「トラブルがあっても、海外のメーカーなのでアフターサポートが心配」などといった不満の声が。

しかし、こちらの商品は、Quest 2にもQuest 3にもばっちり対応しています。また、様々なVRアクセサリーを企画・販売している日本企業の「ROOX」が代理店として販売しているため、日本語でのサポートや保証を受けることができ、安心です。

▽Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5M
https://shop.roox.jp/product/SYTCCBMQ3/link/4/ 

購入方法と、購入時の注意点

購入するには、ROOX Onlineのサイトから商品ページにアクセスし、注文するだけです。

購入時に注意したいこととしては、Quest 2を使っている場合はこのケーブルだけを購入しても、急速充電を使用することはできない点です。

このケーブルは、中間にある急速充電モジュールに給電用の充電器を接続することでPCに有線接続をしながら充電できる仕様になっています。

Quest 3で使用する際にはQuest 3純正充電器と純正USBケーブルを使えばOKなのですが、Quest 2の純正充電器では給電力が足りないため、充電器を別途用意する必要があります。

ROOX公式サイトでは、以下のように記載されています。

Quest2付属のチャージャーは10Wのため、給電力に劣ります。18W以上のものを別途ご用意ください。

(引用元:Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5M|ROOX Online

というわけで、案内通りに18W以上の充電器と、急速充電に対応したType-Cケーブルも追加で購入しました。

▽購入した充電器はこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BJ6BB44D

▽購入したType-Cケーブルはこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/B07V529BXP

いざ開封!実際に使ってみた感想

ケーブルが届いたので、いざ開封!

見つけた当初は入荷待ちの状態だったのですが、運良く注文してすぐに届きました。

なお、現在は十分に在庫があるようなので安心ですね。

箱を開けると、すぐにケーブルが登場しました。ほかには付属のベルトストラップ、取扱説明書が入っています。

ケーブルはしなやかなので取り扱いしやすく、丈夫な印象を受けました。

Quest 2にケーブルを挿してみたところです。写真では少しわかりづらいかもしれませんが、ケーブルの色がすこしグレーがかったホワイトでQuest 2の色によくなじみます。

VRゴーグルを装着しているときは見えませんが、周辺機器の色が揃っていると統一感があり、収納時もすっきり見えるので個人的には嬉しいポイントでした。

挿した感触としてはL字ケーブルであることもあり、しっかりと挿さっていて、大きく動いても外れることはなさそうです。

もともと使っていたケーブルがL字ではなかったので、かなり安定感の違いを感じました。

付属のベルトストラップで固定すると接触部の安定感が補強されるため、断線などにも強そうだと感じました。

さっそく使ってみる

急速充電モジュールに充電器を取り付け、準備OK!まずはいつも通りに遊んでみることにしました。

もともと使っていたケーブルは3mのもので、3mも5mもそんなに変わらないと思っていました。しかし、ケーブルの長さに大きく余裕ができたことで、向きを変えたり高さを変えたりしても、少しだけ感じていたケーブル側に引っ張られるような違和感がなくなりました。

これはL字ケーブルになったことも大きく影響していると思います。

画質の低下や遅延などもなく、全く違和感なく使用できました。

1時間での性能テストを実施してみた

まずは比較のために、もともと使っていた一般的なリンクケーブルの性能をチェックしてみましょう。

86%から使用を開始。タイマーをかけて、いつもどおりにVRChatへ行くなどし、1時間遊んでみました。

こちらが1時間後のバッテリー状況です。なるべく読み込みが軽そうな、バッテリー消費が少なそうな遊びを選んでみましたが、18%も減少していました。

これでは読み込みが多くバッテリー消費の多いゲームなどをプレイしていると、あっという間に充電がなくなるのも頷けます。

次に、「Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5M」を使用してみました。

条件は先程と同じで、1時間遊んでみます。少しバッテリーを充電してから始めたので、77%からスタート。

(なお、右手コントローラーの充電がなぜか回復していますが、理由は不明)

こちらが1時間後のバッテリー状況。78%!?

ふ、増えてる・・・!

使用状況や環境、設定によっても変わってくるとは思いますが・・・私の環境では十分すぎるほど効果を発揮してくれました!

一度に長時間使うなら間違いなくおすすめのケーブル

ケーブルの性能に関しては文句なし!思っていた以上の能力を発揮してくれたので、とても気に入りました。これからもたくさん使っていきたいです!

ただ、人におすすめするときに気になったのは、少々お値段が張るところ・・・。

ROOX Onlineストアで2024年5月時点で、税込み5,980円します。

Quest 2ユーザーの場合はさらに別途充電器を用意する必要があるということもあり、総額だとさらにもう少しかかります。

そのため、1日の使用時間が少ないライトユーザーだとオーバースペックに感じるかもしれません。

1日の使用時間が長く、バッテリーの持ちに悩みだしたミドルユーザーやヘビーユーザーにとっては、充電切れの心配がなくなる心強いアイテムだと思います!

VRゴーグルのバッテリー問題にお悩みのみなさん、この機会にケーブルを見直してみませんか?

この記事を共有する
  • Share X
  • Share Facebook
この記事を書いた人
XR LifeDig 編集部サムネイル
みんなの生活(Life)を豊かにするべく、XRにまつわる情報を発信中!みんなの知りたい情報を深掘り(Dig)したり、誰にでも分かりやすく要約(Digest)してお届けします。